2020年3月10日 更新

ピーマンの栽培はプランターで苗からがおすすめ?収穫時期や水やり、肥料・用土などピーマンの育て方

日本では辛みのないトウガラシの仲間を甘トウガラシ=ピーマンと呼んでいます。熱帯原産で暑さに強く、日本の夏も旺盛に生育して次々と収穫できます。日当たりと水はけのよい環境なら病害虫も少なく、初心者でもプランターなどで手軽に栽培が楽しめます。カロテンやビタミン類が多く、健康野菜としても人気のピーマン。無限ピーマンなどおいしいレシピも多いですね。5月に苗を購入して植えつければ、6月には収穫できはじめ、10月頃まで長期間収穫できます。

ピーマンとは?

gettyimages (26337)

基本情報

学名:Capsicum annuum L.
科名:ナス科
属名:トウガラシ属
別名:甘トウガラシ
英名:Sweet Pepper
原産国:熱帯アメリカ
ナス科の一年草で、アメリカの熱帯地方原産。
日本には16世紀頃にすでに伝わっていたとされ、高温多湿の夏も元気に生育します。
日当たりと風通しのよい環境で、水切れや肥料切れに注意しながら育てるのがポイント。
ストレスなく育てると一株から40個ほど収穫できますよ。

小果のものの仲間にシシトウ、大果のものの仲間に赤や黄色が色鮮やかなパプリカ種があります。本来、辛くないシシトウですが、水や肥料が不足すると辛みが増すことがあるといいます。

栽培スケジュール

種まき期:3~5月上旬
植えつけ期:4月下旬~6月上旬
開花期:5月~9月
収穫期:6月~10月

※関東地方以西基準

ピーマンに適した環境

置き場所

日あたりと水はけ、風通しの良い場所で管理します。

水やり

地植えの場合、乾燥したら与えます。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。

用土

ホームセンターなどで販売されている野菜の土でも十分に育てる事ができます。
水はけのよい土を選ぶと良いでしょう。
花ごころ わたしの野菜の土 5L

花ごころ わたしの野菜の土 5L

肥料効果と土壌改良効果のある独自の有機素材配合で、野菜の生育をサポートしてくれる専用培養土です。効果が長く効き目が穏やかな有機肥料配合です。

肥料

チッソ、リンサン、カリの3つがバランスよく配合されている肥料をおすすめします。
元肥としてはもちろん追肥としても使えますよ。
花ごころ ナス・ピーマンの肥料400g

花ごころ ナス・ピーマンの肥料400g

栽培のポイント

連作を嫌うので地植えする場合は昨年にピーマンやトマト、ナスなど、
ナス科の野菜を植えた場所は避けて植えつけます。
連作障害が出やすいナス科の野菜を育てた場所では3年以上違う科の野菜を育てるように注意して。

植えつけ前には苦土石灰と堆肥や緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
長期間収穫できるよう、元肥の有機質肥料を十分すきこんでおきましょう。

プランター栽培では土も水も限られるので、収穫期間中は水やり変わりに液肥を与えるなどして追肥を忘れずに。また通気のよい環境を好むので時々、株元を軽くほぐしてやります。

種まき

種まきは3月~5月中に行います。種をまいてから1週間くらいで発芽します。
育苗の期間は25~30度の温度を保つ必要があるので温度管理に注意しましょう。
温度を保つ事が難しい場合は購入した苗から育てる事をおすすめします。
本葉が2枚になったらポットに移植します。

植え付け

ホームセンターやガーデンセンターで苗を購入する場合は4月下旬頃に購入する事をおすすめします。
つぼみが付いており、茎がしっかりとしている苗を選びましょう。
また、病気ではないか、害虫が付いていないかなどよく観察して購入しましょう。
ピーマンは寒さに弱いので、植え付けは4月下旬~6月上旬までに行いましょう。

仕立て・整枝

ピーマンは花が咲く頃に枝分かれします。
一番花の付近から勢いのよく伸びた左右2本の側枝を残し、主枝と3本に仕立てます。
ピーマンは枝があまり強くないので支柱を必ず立ててあげましょう。

また、風通しや日当りがわるいと大きく成長しないので、
株元付近から出たわき芽や、主枝や側枝につくわき芽はすべて取り除きます。

追肥

追肥は植え付けをしてから約1週間くらい経ってから始めましょう。
その後は3週間ごとに、苗の状態を確認しながら追肥していきましょう。
鉢やプランターで栽培している方はできるだけ苗から離れた場所に追肥しましょう。

主な病害虫

害虫:アブラムシ
病気:うどんこ病、灰色カビ病

アブラムシを予防するためにはネットをかけるなど早めに対策しましょう。
またベニカベジフルVスプレーなどを散布する事をおすすめします。
【住友化学園芸】ベニカベジフルVスプレー 420ml

【住友化学園芸】ベニカベジフルVスプレー 420ml

病気の発生前から発生初期にかけて植物を守ってくれる殺菌成分配合。
持続性のある成分でアブラムシやウドンコ病を防除します。

シシトウやトウガラシはなぜ辛くなる?

gettyimages (26361)

シシトウやトウガラシがなぜ辛いかご存じですか?
それは、水分量や気温など環境によるストレスが原因と言われています。
ピーマンを栽培するときも水やりや日当りなどに気を付けておいしいピーマンを育てましょう。

夏の暑い盛りも次々と収穫できるピーマン

 (10458)

5月上旬に出回る苗を購入して植えつければ、初心者でも手軽に収穫を楽しむことができます。
高温期を元気に乗り切るために、水やりと肥料は欠かさずに。
上手に手入れすれば、6月から10月まで収穫が楽しめます。
赤や黄色のパプリカ種は緑のものに比べ、肉厚な分、水も肥料もたっぷり必要です。
養分たっぷりに育てれば毎日の食卓にカラフルな彩りを添えてくれます。
色々なレシピで食べてみてくださいね。

関連する記事 こんな記事も人気です♪

唐辛子(トウガラシ)の栽培は種から?苗から?植え付け・収穫時期や水やり、肥料・用土などとうがらしの育て方

唐辛子(トウガラシ)の栽培は種から?苗から?植え付け・収穫時期や水やり、肥料・用土などとうがらしの育て方

刺激的な辛さのあるハバネロなど、辛みのある仲間を総称して唐辛子(トウガラシ)と呼ばれています。辛みのないピーマンやパプリカ、シシトウなどは甘唐辛子(sweet pepper)と呼んで区別されています。高温多湿の日本の夏にも耐える夏野菜の代表格で、ビタミン類やカプサイシンなどの栄養を含み、香辛料や野菜として活躍してくれます。初心者でも育てやすい野菜のひとつなので、庭やベランダでひと株、プランターなどで栽培してみては。
1,725 view
空芯菜(クウシンサイ、エンサイ)の栽培方法は?種まき・収穫時期や肥料・用土など空心菜の育て方

空芯菜(クウシンサイ、エンサイ)の栽培方法は?種まき・収穫時期や肥料・用土など空心菜の育て方

暑さに強く、手間をかけずとも葉が茂り、初夏~秋まで収穫できるクウシンサイは初心者向きの野菜のひとつ。そのうえ栄養価が高く、ビタミンCやカロテン、鉄分、カリウムが豊富。なかでも鉄分を多く含み、疲労回復に効果的とか。クウシンサイで、夏バテ予防のレシピを作ってみては?
1,890 view
ラズベリー(木苺)の育て方は?剪定・収穫時期や肥料・用土など地植えも鉢植えもできるラズベリーの栽培方法

ラズベリー(木苺)の育て方は?剪定・収穫時期や肥料・用土など地植えも鉢植えもできるラズベリーの栽培方法

赤や黄色の愛らしい果実をつけるラズベリー。日本に自生する野生種も多く、手軽に育てることができます。日当たりのいいスペースがあったら、ぜひトライしてほしい初心者向けの果樹です。どれもほどよい酸味と甘みがあり、生食向き。熟したものから順に口に運べば至福の時間が広がります。ジャムやソース、果実酒などにも利用できます。ニ季なりの「サマーフェスティバル」や「インディアンサマー」という品種なら、初夏と秋、2回の収穫が楽しめます。
1,604 view
ひまわり(向日葵)の育て方は?種まき・植え付け時期や水やり、肥料・用土などヒマワリの栽培方法

ひまわり(向日葵)の育て方は?種まき・植え付け時期や水やり、肥料・用土などヒマワリの栽培方法

夏の訪れとともに太陽のような花を咲かせるひまわりは、北アメリカ原産で60種類以上の野生種があるといわれています。一般的な黄色の花色のもののほかにオレンジやレモン、なかにはチョコレート色のものもあります。花の大きさも小輪のものから大輪のものまで。一重咲き、八重咲きもありさまざまな品種が揃います。草丈も30㎝のものから3mを超えるものまであり、育てる場所に合わせて選べます。
5,817 view
朝顔(アサガオ)の育て方は?種まき・植え付け時期や水やり、肥料・用土などあさがおの栽培方法

朝顔(アサガオ)の育て方は?種まき・植え付け時期や水やり、肥料・用土などあさがおの栽培方法

夏の暑い季節に、涼やかな花を咲かせる朝顔。小学校の時に育てた経験がある人も多いのでは?最近はツル性で花が美しいことからグリーンカーテンとしても活用されていますね。早朝に咲いて日が出る頃にはしぼんでしまうイメージがありますが、今は品種改良が進み、日中に咲くものや秋に咲くもの、つるが伸びないものなど、さまざまな種類が出回るようになり、楽しみがグンと広がりました。
8,978 view

この記事のキーワード